銀行口座、使い分けて「自然にたまる家計」目指す
REINAの「マネーのとびら」第82回 銀行口座の活用法
マネーの基礎を耳から学ぶ日経ポッドキャスト「マネーのとびら」。今回のテーマは「たまる家計作りに役立つ銀行口座の活用法」です。4月からの新社会人は、就職に向けて新しく銀行口座を開く人が多いでしょう。銀行では家計管理や投資に役立つ新サービスも登場しており、特徴を生かして使い分ければ「ため癖」を付けるのに役立ちます。解説は日本経済新聞の大賀智子デスクです。
銀行口座の役割は様々です。給与を受け取り、クレジットカード利用代金や公共料金、家賃や携帯電話料金などを支払い、生活費を引き出したり貯蓄をしたりと、暮らしと資産形成に関わるすべてのお金の最初の出入り口となります。お金がたまりやすい家計を作るには、収入から貯蓄に回すお金をまず取り分けて、生活費や各種支払いと別に管理する「先取り貯蓄」が大切です。
では、それぞれの目的にふさわしい銀行口座をどう選べばよいでしょうか。銀行は預金者向けに、口座の使い分けや振込手数料の無料化、証券口座との連携など、様々なサービスを用意しています。三菱UFJ銀行の「Mable」、楽天銀行の「マネーブリッジ」、三井住友フィナンシャルグループの「Olive」などが好例です。こうしたサービスをチェックして、利用目的に合った最もお得で使いやすい銀行口座を選ぶと良さそうです。
また社会人生活が長くなると、いつの間にか保有する銀行口座は増えがちです。使わない口座を放置しておくと、思わぬ落とし穴もあります。管理しやすい数の口座を見極めて、徹底的に活用したいものです。
番組後半の人気コーナー「American Money Life」では、米国で家庭内の不用品整理のために昔から行われている「ガレージセール」についてREINAさんに聞きました。日本でもだいぶ普及してきたフリマアプリでの売買の源流はここにあり、とも言えそうです。米国では大掃除の季節は春で、不用品を自宅のガレージや庭に並べて販売するそうです。ご近所さんだけでなく、新聞やポスターで広く告知して呼び込みます。ガレージセールには「アーリーバード」と呼ばれる人が訪れるそうですが、一体どんな人なのでしょうか。番組でご確認ください。
「REINAのマネーのとびら」は原則毎週木曜日に、日経電子版やAppleのPodcast、Spotify、Amazon Musicなどのプラットフォームで公開します。

「マネーのまなび」のポッドキャスト番組。米国出身のタレントのREINAさんが日経電子版の記事から気になった身近なお金まわりのニュースを選び、日経の「マネーの達人」がわかりやすく解説します。続けて聞けば、いつの間にかマネーの知識が身に付きます。
関連企業・業界