トイレ紙やティッシュ価格上昇 1月店頭、値上げ受け

東京とその近郊都市の紙製品卸が加入する東京紙商家庭紙同業会(東京・中央)がまとめた1月の家庭紙の店頭価格(本体価格)は、トイレットペーパーやティッシュペーパーの一部が前月に比べて上がった。
トイレットペーパーは再生紙から作る商品(55〜60メートル12ロール入り)が288〜328円と前月に比べて下値が10円高、上値が30円高となった。大手メーカーのパルプ製(60メートル12ロール入り)は448〜468円で下値が同20円上がった。
ティッシュペーパーは大手メーカー製(180〜200組5箱パック)が348〜398円で下値が同20円上昇。キッチンペーパー(4ロール)は178〜238円で下値が同10円上がった。
「製紙大手各社による1月からの値上げが一部浸透した」(家庭紙卸)。2月以降も店頭価格は上がる可能性がある。消費者の間では、価格上昇を受けてプライベートブランド(PB)など安価な商品を購入する動きが出ているという。