米市場でインフレ観測再燃 8年ぶり水準、景気楽観論映す
FRB警戒招くか 円の一段安も
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米国の債券市場でインフレ観測が再燃してきた。経済正常化への期待が高まり、市場が織り込む予想インフレ率は約8年ぶりの高水準で推移する。米連邦準備理事会(FRB)は静観する姿勢だが、景気過熱を見越した動きはリスク資産へのマネー流入を通じたバブル懸念にもつながる。FRBが近く緩和縮小に動くとの思惑も根強いなか、一段の円安余地を生む可能性がある。
FRBのデータでは、米市場の予想インフレを示すブレーク・イ...
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