日銀買わずも上がらぬ金利 「インフレマグマ」にリスク
学頭貴子
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長期金利が低くとどまっている。世界ではインフレが加速し日本でも物価上昇圧力は高まっている。日銀は国債購入を大幅に減らし、事実上の「金融緩和縮小」に動く。いずれも本来なら金利上昇につながるはずだが10年債利回りは0.1%前後で推移する。国債市場は想定外のインフレが起きれば逆回転が一気に進むリスクをはらむ。
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