インフレが呼ぶ利回り株熱 個人の「覚醒」を海外勢注視
篠崎健太
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物価上昇を呼び水とする個人マネーの株式への流入に熱い視線が注がれている。預金に寝かせておくのが賢明だったデフレが過去のものとなり、利回り確保に対する意識が高まる。高配当銘柄を中心に食指が動いており、2024年のNISA(少額投資非課税制度)拡充が日本株回帰を後押しするとの期待も広がる。国内投資家の「覚醒」に海外勢も関心を寄せ始めた。
6日の東京市場で気を吐いたのが三菱商事株だ。前週末比8%高と急...

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