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11月の投信、1兆円超の資金流入 6年10カ月ぶり

11月の国内公募追加型株式投資信託(ETF=上場投資信託を除く)の資金動向は、設定額から解約額を差し引いて1兆286億円の資金流入超だった(QUICK資産運用研究所推計)。流入超過額が1兆円を超えるのは2015年1月以来、6年10カ月ぶりとなる。

設定額が解約額を上回るのは12カ月連続。資金流入超が続いた記録としては、13カ月連続だった18年11月以来の長さ。

投資対象の資産別(QUICK独自の分類)でみると、海外株式型への資金流入が続いた。複数の資産に分散投資するバランス型にも引き続き資金が流入し、グローバル債券型への資金流入も増えた。一方、国内外の不動産投資信託(REIT)に投資するタイプからは資金が流出した。

個別ファンドで見ると、資金流入超過額が最も大きかったのは、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが11月17日に新規設定した「GSグローバル・ターゲット戦略債券ファンド2021-11(限定追加型)」の1278億円だった。日本を含む世界の企業などが発行する米ドルまたはユーロ建て債券に投資し、各債券を満期まで保有する「持ち切り運用型」で、申込期間が11月24日までの限定追加型。SMBC日興証券と三井住友銀行の2社で販売した。

前月まで4カ月連続で首位を維持していたアライアンス・バーンスタインの「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、1259億円の資金流入超過。11月は2位に後退したが、月間の資金流入額は14年9月の設定来で最高を記録した。

上位10本のうち4本は、積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックス型(指数連動型)ファンドがランクインした。3位は三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、同じ低コストのファンドシリーズから「全世界株式(オール・カントリー)」が8位に入った。5位は「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド<愛称:SBI・V・S&P500>」、9位は「楽天・全米株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)>」。いずれも主にネット証券の積み立て投資などで人気を集めている。

一方、資金流出額の上位には、IT(情報技術)や通信関連の株式に投資するテーマ型ファンドが目立った。首位は、日興アセットマネジメントの「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド<愛称:ゼロ・コンタクト>」で、月次ベースの流出超過は6カ月連続。

1位から4位までが前月と同じ顔ぶれだった。2位は三井住友トラスト・アセットマネジメントの「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド<愛称:THE 5G>」、3位は日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・プロスペクティブ・ファンド<愛称:イノベーティブ・フューチャー>」、4位は三井住友DSアセットマネジメントの「テトラ・エクイティ」(現在は販売停止中)だった。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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