円、一時132円台に下落 日銀総裁人事巡り

6日早朝の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=132円台後半と1月中旬以来およそ4週間ぶりの円安・ドル高水準を付けた。4月に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁の後任について政府が雨宮正佳副総裁に打診したと6日未明に日本経済新聞電子版が報じ、金融緩和路線が続くとの見方から幅広い通貨に対して円安が進んだ。
前週末は1ドル=131円台前半で取引を終えていた。市場では異次元緩和を支えてきた雨宮氏は異次元緩和路線を継承する人材とみられている。もっとも朝方の取引が薄い時間帯に132円台を付けた後は円の買い戻しも入り、午前8時時点では131円台後半で推移している。
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