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3月の投信、資金流入額が3年2カ月ぶりの大きさ

3月の国内公募追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)の資金動向は、設定額から解約額を差し引いて9280億円の資金流入超だった(QUICK資産運用研究所推計、償還額を考慮しない)。資金流入超は4カ月連続で、前月の4360億円(確報値)を大幅に上回り、2018年1月(9600億円)以来3年2カ月ぶりの大きさ。

投資対象の資産別(QUICK独自の分類)では、国内株式型に約480億円の資金が流入した。このタイプが流入超に転じるのは1年ぶり。海外株式型は前月に続き7000億円超の資金流入だった。一方、海外債券型からは資金が流出した。

個別に見ると、資金流入超過額の首位は日興アセットマネジメントの「グローバル・プロスペクティブ・ファンド<愛称:イノベーティブ・フューチャー>」で601億円。3月の運用成績はマイナス8.2%と振るわなかったが、資金流入の拡大傾向が続いた。2位も日興アセットマネジメントの「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド<愛称:ゼロ・コンタクト>」で499億円だった。

3位はアセットマネジメントOneの「投資のソムリエ」で484億円。19年5月から資金流入が続いている。価格変動を抑えた運用が安定志向の投資家に支持され、昨年のコロナショック後に資金流入が加速した。同社が3月1日に設定した「One円建て債券ファンド2021-03<愛称:円結び 2021-03>」も7位にランクインした。国内外の企業が発行する円建ての債券に投資する。

一方、資金流出額の上位には、先物取引を活用するタイプや絶対収益追求型などの特殊運用のファンドが目立った。最大は三菱UFJ国際投信の投資一任サービス専用ファンドで198億円。2位は日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」で、決算頻度が異なる8位の「隔月分配型」と合わせて173億円の資金が流出した。両ファンドとも先物を活用し、投資額が純資産の3倍相当になるような運用をする。

3位は野村アセットマネジメントの「野村インド株投資」、4位は大和アセットマネジメントの「マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド<愛称:スマレバ>」だった。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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