「選別なき相場」に転機 債券ファンド、8四半期ぶり流出
Quarterly Review 1~3月③
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金融緩和マネーがあらゆる資産価格を押し上げてきた金融相場が転機を迎えている。米連邦準備理事会(FRB)が約3年ぶりに利上げに踏み切った2022年1~3月は、世界の債券ファンドから8四半期ぶりに資金が流出した一方、株式ファンドには6四半期連続で資金が入った。余剰資金が収縮する中、市場は投資先を選別する局面に入った。
米調査会社EPFRのデータによると、22年1~3月は20年10~12月から続いてき...