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東京海上、英グリーンシルの保険契約は無効

東京海上ホールディングスは4日、経営破綻した英金融会社グリーンシル・キャピタルの保険をオーストラリアの子会社を通じて引き受けていた問題で、保険契約は無効だとグリーンシル・キャピタルなどに通知したと発表した。調査の結果、グリーンシル社から契約時に虚偽の申告があったとしている。

グリーンシルは企業の商取引で生じる売掛債権を対象にした金融を手掛け、ソフトバンクグループ(SBG)も出資していた。グリーンシルは製品の納入先が代金を支払わず債権を回収できなくなった場合に損失を補償する取引信用保険に入っていた。東京海上は2019年4月にグリーンシルとの保険契約の窓口になった豪保険代理店BCCを豪保険大手IAGから買収した。東京海上はBCCを通じ、グリーンシルが持つ顧客企業の売掛債権を対象に取引信用保険を提供するようになった。

ただ、東京海上は保険の前提となる売掛債権に架空計上などの疑いがあるとして、保険契約を更新しなかった。これが引き金となり、大口の資金の提供先だったスイスの金融大手クレディ・スイスなどがグリーンシルとの取引を相次いで打ち切った。グリーンシルは21年3月に経営破綻した。

東京海上の調査では、BCCに虚偽申告があったうえに、重要事項が告知されなかったとしている。BCCは保険金請求を求める訴訟を豪州で起こされているが、東京海上は「当社の立場を適切に主張していく」と説明している。

東京海上は21年度通期業績への影響は認められず、「業績への影響は限定的」だとした。

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