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22年の海外株 資産4億円超のスゴ腕は暴落対策を実行

億万投資家の外国株戦略(下)

スゴ腕の個人投資家が今年の海外株で展開しようとしている投資戦略を探る本シリーズ。最終回は、4億円を超える資産を運用する30代の専業投資家の実践例を紹介する。日米両方の株に投資する腕利きが、相場の暴落を警戒して取った対策を見ていこう。

専業投資家のペンタさん(ハンドルネーム)は、まだ30代ながら4億円を超える資産を株式投資で運用するスゴ腕だ。割安な成長株への集中投資で2016年に運用資産が1億円を突破した。そこから株価の上昇にモメンタム(勢い)がある銘柄を買って、短期間で大幅な売却益を上げることを目指すモメンタム投資に転向。18年に運用資産を3億円まで増やした。

その後は投資対象を米国株に広げた。コロナショック後には、米国株が半分を占めるまでになっていた。だが、21年11月下旬に日米株の双方でポジション(持ち高)の調整に動いた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレに対する警戒を強め、テーパリング(量的緩和の縮小)のペースを加速させる姿勢を示したからだ。

現金比率を半分以上に

「FRBがテーパリングのペースを加速して利上げも前倒しすると、ハイテク株は暴落する恐れがある。米国株では、時価総額の小さいハイテク分野のグロース(成長)株を全て売却した。日本株も時価総額が1000億円以下の銘柄は売り切り、現金の比率を半分以上に高めた」とペンタさんは明かす。

ポジションの調整後に米国株で残したのは、GPU(画像処理半導体)の製造・販売を手掛けるエヌビディアと電気自動車メーカーのテスラの2銘柄。「時価総額が大きく、PER(株価収益率)で見て他に比べて割高ではなかったからだ。無理をしてはいけない状況なので、ノーポジションにすることも検討している」と話す。

(中野目純一)

[日経マネー2022年2月号の記事を再構成]

日経マネー 2022年2月号 2022年の稼ぎ方&上がる株
著者 : 日経マネー
出版 : 日経BP (2021/12/21)
価格 : 750円(税込み)
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