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「ロシアショック」市場覆う 迫るデフォルト、商品急騰

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ウクライナに侵攻したロシアへの金融制裁は市場にも「ショック」をもたらしました。米欧や日本がロシアの中央銀行や大手銀行の金融取引封じ込めを決めると、通貨ルーブルは急落し、ロシアの債務不履行(デフォルト)への不安も高まっています。ロシアが主要な産出国である原油や小麦などの価格は一段と上昇しており、暗号資産(仮想通貨)取引やドル調達などに思わぬ「副作用」も出ています。

信用力低下、デフォルトに懸念

世界のマネーがロシア離れを加速しています。ロシアは流出を防ごうと証券取引を停止するなどの対抗措置をとっていますが歯止めはかかっていません。主要な格付け3社はそろってロシア国債を投機的水準に格下げし、債務の支払いが実施されないデフォルトのリスクが高まっています。

資源や穀物、一段と上昇

ロシアが高い生産シェアを持つ資源や小麦などの国際商品相場が急騰しています。ロシア産品の供給が途絶する可能性が意識されているためです。ニューヨークの原油先物相場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が一時1バレル116ドル台半ばと、ほぼ13年5カ月ぶりの高水準をつけました。天然ガスやアルミニウム、貴金属パラジウムのほか、小麦の先物相場も大きく上昇しています。

仮想通貨、包囲網の「抜け穴」に

ロシアへの金融制裁の影響はビットコインを中心とした仮想通貨にも及びました。金融取引が制限されたロシア通貨ルーブル建ての取引量が急増したことなどが一因です。日米欧の政府は制裁の抜け穴になるのを防ぐため対策を検討していますが、交換業者には無国籍も多く実効性を持てるかは不透明です。

金融市場の動揺で「副作用」も

ロシアへの金融制裁をきっかけに、世界的にドルを確保したいとの需要が増しています。金融市場ではドルの調達コストが上昇し、金融機関がユーロや円をドルに交換する際に必要な上乗せ金利(ベーシススワップ)は約2年ぶりの高水準となりました。制裁の「副作用」ともいえ、金融引き締めに向かう米連邦準備理事会(FRB)などの政策に影響を与える可能性もあります。

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