ロシア国債、S&Pが8段階の格下げ
格付け会社S&Pグローバルは3日、ロシア国債の格下げを発表した。外貨建ての長期債務格付けを「ダブルBプラス」から信用リスクが極めて高いとされる「トリプルCマイナス」まで8段階引き下げた。主要7カ国(G7)によるロシアの中央銀行の外貨準備を凍結させるとの経済制裁が、ロシアの信用力を悪化させるためとしている。
自国通貨建ての格付けも投資適格級の下限である「トリプルBマイナス」から投機的等級の「トリプルCマイナス」まで引き下げた。格付けの見通しはいずれも「ネガティブ(弱含み)」とし、さらなる格下げに動く可能性がある。ロシアが外国人投資家に対してロシア国債の利払いを停止できる資本規制を導入したことも悪材料となった。
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