三井住友銀行、23年初任給5万円上げ みずほも24年検討
【イブニングスクープ】
[有料会員限定]
三井住友銀行は2023年4月に入行する新卒の初任給を5万円引き上げる方針を固めた。大卒は24%上昇し25万5000円となる。みずほフィナンシャルグループ(FG)も24年に同程度上げる方向で検討する。3メガバンクとも22年まで10年以上にわたって、初任給は20万5000円で横並びだった。他行に先駆けて若手の給与を他業種に見劣りしない水準にし、人材の確保とつなぎ留めを図る。
三井住友銀は23年入社の...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。
賃上げは賃金水準を一律に引き上げるベースアップと、勤続年数が上がるごとに増える定期昇給からなる。2014年春季労使交渉(春闘)から政府が産業界に対し賃上げを求める「官製春闘」が始まった。産業界では正社員間でも賃金要求に差をつける「脱一律」の動きが広がる。年功序列モデルが崩れ、生産性向上のために成果や役割に応じて賃金に差をつける流れが強まり、一律での賃上げ要求の意義は薄れている。