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NY原油、一時116ドル台 欧州天然ガスは連日で最高値

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日本時間3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が上昇し、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近(4月物)は一時1バレル116ドル台半ばを付けた。リーマン・ショック直後の2008年9月以来、ほぼ13年5カ月ぶりの高水準。ウクライナ情勢の緊迫が続き、ロシア産原油の輸出が滞るとの懸念が強まった。主要産油国が増産ペースを加速しないと決めたことも供給不足の懸念につながった。

欧米の経済制裁がロシアのエネルギー輸出の停滞を招く可能性が警戒されている。バイデン米大統領は2日、ロシア産の原油輸入を禁止する制裁も「選択肢から排除していない」と述べた。米欧がロシアのエネルギー禁輸に踏み切るとの見方もくすぶる。ロシアは世界の原油生産の約1割を占める。

2日には石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国からなる「OPECプラス」が増産加速を見送り、4月も現行の増産ペースを続けると決めた。当面は供給不安が解消しないとの見方につながった。

欧州の天然ガス相場は大幅に続伸した。指標価格となるオランダTTFは翌月物が前日比26ユーロ(15%)高の1メガワット時199ユーロまで上げ、連日で過去最高値を更新した。ロシアのウクライナ侵攻前と比べて2倍以上になった。

欧州連合(EU)はロシアへの経済制裁でエネルギー分野を直接対象とすることを見送った。ただ市場では調達自粛や制裁への対抗措置などでロシア産ガスの流入が将来滞る恐れも警戒されており、在庫の確保へ買いを急ぐ動きが続いた。

(蛭田和也、ロンドン=篠崎健太)

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