大企業製造業、円安効果薄く 日銀短観で3期連続悪化
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歴史的な円安が進むなか、日銀が3日発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)では大企業製造業の業況判断指数(DI)が3期連続で悪化した。かつて円安は日本経済の追い風だったが、構造変化が進み、恩恵が広がりにくくなっている。円安の副作用がプラスの効果を上回り、国内総生産(GDP)の押し下げ要因になっているとの分析もある。
業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた...
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