日銀、誰がために国債を買う 含み損に問題なしは本当か
金融PLUS 金融グループ次長 石川潤
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日銀が11月28日発表した4~9月期の決算で、保有国債の時価評価が簿価を下回り、16年半ぶりに含み損に転じたことが分かった。日銀は金融緩和の一環として低利(高値)で大量に国債を買い続けており、金利上昇に対する財務体質のもろさが浮き彫りになった。満期保有が目的だから含み損が出ても問題ないとの指摘もあるが本当だろうか。日銀が何のために国債を買い続けているのか、根本を見つめ直す必要もある。
日銀が保有...
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