成長株買いに透ける不安 「不況でも現金創出」で選別
古賀雄大
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高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が再び注目されている。米国の利上げ減速観測を受けた米金利の低下を追い風に株価は回復傾向にある。一方で景気減速懸念もくすぶり、昨年の大規模緩和がもたらした「全部買い」は望みづらい。投資家は現金創出力や収益の安定性を軸に、景気悪化への耐性の強い銘柄を慎重に選別している。
2日の日経平均株価は前日比1.6%下げ、約1カ月ぶりの下げ幅を記録した。その中で底堅く推...

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