黒田総裁「インフレは23年初から減速」

日銀の黒田東彦総裁は2日、「物価上昇は2023年初めから徐々に減速する」との見通しを示した。各国の金融引き締めやウクライナ危機など世界経済をめぐる不確実性は高いとした上で、「23年通年では(上昇率が)2%を下回る」と語った。
ASEANプラス3マクロ経済調査事務局が主催するイベントに、ビデオ形式でメッセージを寄せた。足元で市場関係者から金融危機の再発を懸念する声が浮上していることについて、「現時点ではリスクは大きくない」との見方を示した。もっとも今後、「先進国におけるインフレが更なる金融引き締めにつながる可能性もあり、油断はできない」とも述べた。
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