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インフレ・デジタル・脱炭素… 金融キーパーソン直言

世界経済を覆うインフレリスクや急速に進むデジタル化に金融のキーパーソンはどう対応するのか。経済社会問題の本質に迫る白熱したやりとりを生き生きとした筆致で表現する「金融直言」から5本の記事を紹介する。

米ブラックストーン社長、投資先「インフレ耐性で選別」
世界最大規模の投資会社、米ブラックストーン・グループがファンド資金の調達を加速している。2023年夏までに総額1500億ドル(約18兆円)を投資家から集める計画だ。ジョナサン・グレイ社長兼最高執行責任者(COO)はインタビューで「スタグフレーション(物価高と低成長の併存)に陥るリスクがある」と指摘し、投資先の選別でインフレ耐性を重視する考えを示した。グレイ氏は創業者スティーブン・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)の後継者候補と目されている。
デジタルの号砲、海外リテールに勝機 JPモルガン社長
米大手銀行JPモルガン・チェースが海外事業への投資を拡大している。中国本土の人員を増やすほか、米国外で初となるリテール銀行を英国で開業し、ブラジル企業にも出資した。金融機関として時価総額が世界最大の「最強銀行」は混沌とする世界情勢のなかで、どう勝機を描いているのか。ダニエル・ピント社長兼最高執行責任者(COO)に聞いた。
「脱炭素金融、資金需要は1京円」 野村HD奥田CEO
気候変動への対応で金融の責任が大きくなっている。その柱が温暖化ガスの排出量が多い業種を中心に、脱炭素への移行を後押しするトランジションファイナンス(移行金融)だ。企業の資金需要は1京円を超える。野村ホールディングスの奥田健太郎グループ最高経営責任者(CEO)は「脱炭素への移行を支援するため、26年3月期までに1250億ドルの株式や社債引き受けに関与することをめざしている」と明かした。
アジア投資緩めず「質も量も追う」 三井住友FG太田社長
低成長が続く日本の金融業界。三井住友フィナンシャルグループ(FG)の太田純社長は「成長をあきらめると、活気がなくなりモラールが低下する。若い人が夢を持って活躍できて、それが成長につながるようにしていかないと、企業として活力がなくなるし、生き残っていけない」と断言する。再び成長の青写真を描けるのかを聞いた。
「銀行機能はモジュールになる」 三菱UFJFG亀澤社長
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は1994年に「銀行業(banking)は必要だが銀行(bank)は必要ではない」と指摘した。フィンテックなど新興勢が台頭するなか、既存の金融機関は銀行の将来図をどう描いているのか。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の亀澤宏規社長は「銀行の機能が小口のモジュール(複合部品)になり、外部の事業者と組んで価値を生み出せるか」が新たな金融サービスを生み出すと説く。

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金融直言

日経電子版「金融直言」は、金融分野のキーパーソンとの経済社会問題の本質に迫る白熱したやりとりを生き生きとした筆致で描くインタビュー形式のコラムです。

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