クジラが課すESGの掟 GPIF新指数が強める選別
ESGエディター 古賀 雄大
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ESG(環境・社会・企業統治)投資が深化の度合いを強めている。世界最大級の機関投資家、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が3月、初めて投資先の脱炭素への準備状況などを考慮する指標を組み入れた指数に基づく日本株の運用を始めた。海外投資家が参考にする新指数を市場のクジラと呼ばれるGPIFが採用することで、企業は気候変動対応を一段と迫られ、銘柄の選別につながりそうだ。
1日の日経平均株価は前日...