投資判断、気分はハムレット 楽観か悲観かそれが問題
編集委員 小栗太
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国際通貨基金(IMF)が1月30日に公表した最新の世界経済見通しに、市場参加者が動揺している。2023年の実質成長率を1年ぶりに上方修正。インフレの鈍化や中国経済の正常化などを追い風に、報告書で「世界の国内総生産(GDP)のマイナスなどは想定していない」と踏み込んだからだ。
歴史的なインフレを抑え込む大幅利上げの反動で、世界経済は後退局面に入る――。昨年末、市場参加者が新たな年の投資方針を描く際...
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