携帯値下げの余波、21年度のGDPを振り回す
統計の森を歩く
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国内総生産(GDP)の2021年度年次推計では、個人消費の実質の伸び率が速報値から大幅な下方修正となった。過大評価だったとみられる携帯電話料金の下落を修正するために計算方法を変更した結果、物価が上方修正されたのが響いた。
個人消費の実質の伸び、大きく下振れ
GDPは様々な統計(基礎統計)をもとに推計した「加工統計」であり、内閣府は毎年12月、詳しい基礎統計が利用できるようになった前年度の年次推...
国内外で毎月、毎四半期などに発表される様々な経済指標。どう読み解き、資産運用に役立てるのか。マーケットやマクロ経済を30年近く取材してきた日経QUICKニュース編集部の穂坂隆弘次長が解説します。