危機ストーリーは突然に 銀行不安が暴く不都合な真実
日経QUICKニュース 編集委員 永井洋一
[有料会員限定]
金融危機の物語が始まるのは、いつも突然だ。中銀が利上げに転じても政策金利がインフレ率に追いつくまでには時間がかかり、その間、実質的には金融緩和が続くためだ。だが、米国の実質緩和の時も終わりが近づいている。
米シリコンバレーバンク(SVB)などの銀行危機は、図らずも「短期調達・長期運用」という金融が抱える宿命的なリスクをあぶり出した。世界経済の「パンドラの箱」が開き、不都合な真実という名の不幸があ...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。