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診断チャートで選ぶ! つみたてNISA対象投信

運用相談室

資産運用の悩みは人それぞれ。投資信託をどう選んだらいいのかも年齢や年収、投資経験などで違ってくる。日経電子版(PC版)の検索機能を使いながら、資産運用のプロに投信選びのヒントを解説してもらおう。今回助言してくれるのは、楽天証券経済研究所ファンドアナリストの篠田尚子氏。

【相談内容】資産形成に興味があるNさんは、25歳の女性会社員。半年前にネット証券でつみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)口座を開設したが、どのファンドにするか決められず時間だけが過ぎていく。自分にぴったりのファンドをどう選べばいいか、専門家のアドバイスがほしい。 

心配無用のラインアップ

つみたてNISAの対象商品は200本近くあるので、数字だけを見ると選択肢の多さに戸惑ってしまうかもしれませんね。ただ、この中には同じ指数に連動するインデックス型がたくさん含まれているので、種類別の実質的な本数はこれよりもずっと少ないのです。

そもそも、つみたてNISAは「少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度」(金融庁のウェブサイト)で、投資初心者をはじめ幅広い年代が利用することを想定しています。対象商品のラインアップも「長期・積立・分散投資」に適した投資信託にあらかじめ絞り込まれているので、ファンド選びで途方に暮れる心配はありません。

「オールインワン」でコツコツ

一方で、つみたてNISAには制度上の制約があります。例えば年間の非課税枠を満額使用しなかった場合でも未使用分を翌年に繰り越すことはできず、保有する投資信託を途中で解約したとしても空いた投資枠の「再利用」はできません。

こうした制度上の制約を考慮に入れると、無理に複数の投資信託を組み合わせてポートフォリオ(資産構成)を決めるよりも、1本だけで完結する「オールインワン」のタイプを選び、同じ商品でコツコツと積み立てを続けた方がよいでしょう。具体的には広範囲かつ高度に分散されたインデックス型、または複数の資産を組み入れたバランス型が候補になります。

最初の1本、おすすめは「全世界株式」

最近は足元の良好な市場環境とコストの低さなどから、米国のS&P500種株価指数に連動するインデックス型が人気を集めています。確かに米国は世界の経済をリードしていますが、長期の資産形成という観点では1本で投資地域を分散できる「全世界株式」のインデックス型をおすすめします。米国はもちろんのこと、日本や新興国もカバーできるので、Nさんのような投資初心者の「最初の1本」にも適しています。

株式100%の投資信託に抵抗があるなら、バランス型を選択してもよいでしょう。債券など複数の資産を組み入れたバランス型は、投資家が自分でリバランス(資産配分の再調整)をしなくても、ファンドの中で「勝手に」調整してくれるので便利です。株式ほど大きなリターンは期待できませんが、より安定的に資産を増やしていきたい方にはおすすめです。

「診断チャート」で絞り込む

どんなタイプのファンドが自分に向くか絞り込みやすいように、参考までに「診断チャート」をご用意しました。質問に対してYESかNOを直感で答えていただくと、それぞれの好みに合いそうなファンドのタイプにたどり着けるようになっています。

具体的な銘柄候補を見つけるには、日経電子版の「投資信託サーチ」を活用すると便利です。タブを「詳細版」に切り替え、「銘柄の属性」の「つみたてNISA採用」項目で「絞り込む」のチェックボックスをクリックすると、つみたてNISA対象だけを抽出できます。ここから「QUICK投信分類」などの項目を使えば、前述した全世界株式インデックス型やバランス型をはじめ、カテゴリー別に銘柄を絞り込むことができます。このように少しずつ絞り込んでいけば、無理なく自分に合ったファンドを探し当てることができるでしょう。

篠田尚子氏
楽天証券経済研究所ファンドアナリスト。著書に「本当にお金が増える投資信託は、この10本です。」(SBクリエイティブ)、「貯金も節約もできない人でもお金が増える方法」(かんき出版)など。

(QUICK資産運用研究所)

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