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「お金持ちになるには?」に込めた思い NVIC奥野氏

投信観測所

「お金ってなんだろう」「投資ってなんだろう」――。こんな素朴な疑問にわかりやすく答える高校生向けの本が反響を呼んでいる。「15歳から学ぶお金の教養~先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?(ダイヤモンド社)」の著者、農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)の奥野一成最高投資責任者(CIO)に話を聞いた。

お金は「ありがとう」のしるし

――どうして、この本を書こうと思ったのですか。

農林中金バリューインベストメンツの奥野一成CIO

「若い人たちに『自己投資』の大切さを伝えたい気持ちがありました。自分の時間や才能、お金を投じて自分自身の価値を高め、他人や社会に役立つ人間になる。それが自己投資です。人に喜んでもらえることをすれば感謝される。この感謝の結果がお金になるのです。お金はやましいものではありません。『ありがとう』のしるしです。何が世の中のためになるか考えて生きていれば、気が付いたときにはお金持ちになっている。そんなお金の仕組みをこの本で解説しています」

――若い世代にフォーカスを当てた理由は。

「自己投資は若いうちから始めたほうがいいし、若い人のマインドをいま変えないと日本はますます貧しくなっていくと感じているからです。『一流大学に進学して、一流企業に就職したら幸せになれる』と信じられた時代はとっくに終わりました。会社に『雇ってもらう』という受動的な労働者マインドを払拭する必要があります。この本は高校生だけでなく、お金や投資について学んだ経験がない親世代に読んでもらうことも想定して書きました」

日常のあらゆる物事が「投資」

――なぜ投資教育に力をいれるのでしょうか。

「私自身が人の役に立ちたいと思っているからです。投資家としてこれまで自分が気づいたことをオープンにし、より多くの人が幸せになってほしい。投資は遠い世界の話ではありません。どれを選ぶか、何をして過ごすか、日常のあらゆる物事が投資です。投資は働き方、生き方そのものであり、お金の不安から解放されることが精神的な豊かさにつながります。そういう思いがあるからこそ、他の人にも役立つことはどんどん伝えていきたいです」

――これからどんな活動をしていきますか。

「7月から高校生に講義をすることになったので、自己投資について詳しく伝えられたらと思っています。若い人には『時間』という資産が潤沢にあり、それをどこにどう使うかで将来が大きく変わってきます。まず知ってほしいのは、人生において自分でコントロールできることと、できないことがあるということ。そこをどう線引きするか、自己投資の実践的な内容をレクチャーするつもりです。学校以外のコミュニティーでも、投資の面白さを広める草の根活動を全国で続けていきます」

自分の人生のオーナーに

――若い世代へのメッセージを。

「自分自身の人生のオーナーになって、自分の生きたいと思う人生を送ってください。親や先生に言われたとおりの道に進んでも幸せにはなれません。オーナーになるということは、自分の頭で考えて行動するということです。自分が大好きなこと、得意なことの中から人生をかけるべき何かを見つけ、とことんやり抜くのです。決して楽な生き方ではないかもしれませんが、それを乗り越えればたくさんの『ありがとう』が集まってきます。いますぐ『自己投資』を始めましょう」

(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)

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