/

40代のつみきさん、投資歴4年で含み益800万円

投信ブロガー

ブログ「本業×節約×インデックス投資で資産形成」で情報発信している「つみき」さんは、中部地方在住の40代前半の地方公務員。会社員の妻と子ども2人の家族4人で暮らしている。

「つみき」は何度崩れてもコツコツと積み上げていくおもちゃの「積み木」をイメージして名付けた。節約しながら夫婦でできるだけ多くの余剰資金を生み出し、淡々とインデックスファンドを積み立て投資し続けるのが基本的な投資スタイルだ。

公務員は自身のブログで副収入を得ることが制限されている関係で、実際のブログ編集作業や運営管理は妻が行っているという。つみきさんの資産運用を聞いた。

預金2000万円を元手にロボアド投資

――投資を始めたきっかけを教えてください。

「投資のきっかけは著名ブロガーの方の本を読んだことです。2000万円の預金を銀行口座に入れたまま、ほぼゼロの金利で眠らせておくのはもったいないと思っていたところでしたので『自分も』と決意し、リスクを取った投資に踏み出しました」

「とはいっても投資の経験が全くなかったので、証券口座を開いていきなりファンドを購入するのはためらわれました。最初に投資したのはスマートフォンを使って自動運用してくれる『ロボアドバイザー(ロボアド)』です。2018年8月に100万円から始め、1300万円を月50万円ずつ分割して約2年間投資し続けました」

「ところが投資に慣れてくると、手数料を払ってロボアドに運用をお任せしなくても、自分でもそれほど手を掛けずに低コストの投資ができるのではないかという考えが強まってきました」

「投資していない預金を使って20年6月から指数連動型のインデックスファンドの積み立てを開始しました。ロボアドは含み益が出ていた21年1月にすべて解約し、同じインデックスファンドに乗り換えました」

暗号資産にも少額投資

――どのようなファンドに投資していますか。

「長期的には世界経済が成長すると見込み、市場平均を目指す低コストのインデックスファンドに投資すれば、十分に資産形成できると考えています。そのため、全世界株や米国株を投資対象とした3本を家族で保有しています(図A)」

「税制優遇の積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)、個人型確定拠出年金(iDeCo)や未成年向けジュニアNISAはフル活用しています。毎月の積立投資額は現在24.5万円です(22年6月末時点)」

「2人の子どものジュニアNISAでは、これから受け取る分も含めた児童手当と扶養手当の累計400万円を先取りするかたちで、それぞれ年間80万円を積み立てています。これまで投資には後ろ向きだった妻も、22年5月から毎月1万円でつみたてNISAを始めました」

「他には将来の有望性に期待をかけ、暗号資産(仮想通貨)2銘柄を少額購入しています。22年2月から毎月1万円ずつ購入し始めました。インデックスファンドをコア資産にしたサテライト資産としての遊び投資です。仮想通貨は換金すると税制上不利なので、ずっと保有し続ける予定です」

余剰資金は全額リスク資産へ

――金融資産の割合を教えてください。

「現在の金融資産はリスク資産が約93%、無リスク資産(現預金)が約7%の割合です。現状では、自分と妻の収入から毎月の投資額を除いても十分な暮らしができます。切り詰めるというほどではない節約を意識しています。家賃も補助があるので安く済んでおり、生活防衛資金を除いた余剰資金が発生するたびに全額投資に回しています」

――資産運用の出口を意識していますか。

「資産1億円を目指していますが、インデックス投資は生涯にわたって継続します。ただ、リスク資産の割合は年齢に応じて少しずつ減らすつもりです」

「資産を取り崩して生活費に充てる場合、年間で資産額の3~4%程度を目安に毎月定期的に売却することになると思います。生活費のための取り崩しは65歳以降を想定しています。積立時と同じように、取り崩しも投資タイミングを計らずに定期的に進めます」

投資4年で含み益800万円

――成功体験はありますか。

「リスク資産の時価は合計約4020万円です。投資元本は計3220万円ほどですので、投資開始後4年近くで含み益が800万円まで膨らんだことになります(22年6月末時点)。今年に入ってから金融市場の動向は不安定ですが、投資方針を固めているので『一時的に下げても必ず上昇するはずだ』と信じ、継続投資ができています」

「21年3月にブログを開設しました。ツイッターとブログの両輪で資産運用の状況を情報発信することで、他の方の参考にもなっているという実感も湧き、投資のやりがいを感じています」

――資産運用をして良かったですか。

「リスクを取って資産運用を始めて本当に良かったです。インデックスファンドに投資して長期運用することで『お金がお金を生んでいくこと』が分かってきました。預貯金のままにしていては決して味わうことができない体験です。今後もインデックスファンドの積み立て投資を継続します」

情報収集の感覚が身につく

――これから投資を始める人たちにアドバイスを。

「投資信託の数が非常に多いので、その中から自分に合うファンドを選択すること自体が難しいと思います。関連する情報もたくさんあり過ぎて、どれを信じればいいのか分からないという気持ちになるのも無理はありません」

「私自身の経験からは、まずはいろんな人の目に触れている書籍を読むのをお勧めします。複数の書籍を流し読みしただけでも、同じような記述があることに気付きます。それらをまとめて自分の考えと照らし合わせながら投資方針を決めていくのがいいと思います」

「そのうえで、少額からでも実際に投資することで、様々な情報を真剣に収集しようとする感覚が身についていきます」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は笹倉友香子、高瀬浩)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン