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「未来の世界(ヘッジなし)」、投信スコアは8

将来のための資産形成にどんな投資信託を買うべきか迷っている人にとって、参考になるのが「QUICKファンドスコア」だ。長期保有に向くかどうかの視点から個別の投信をランク付けし、日本経済新聞電子版(PC版)などで公開している。今回は「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界>」について、スコアの内訳を詳しく見ていく。

世界のハイクオリティ企業に投資

このファンドは、アセットマネジメントOneが運用する「未来の世界シリーズ」8本のうちの1本で、競争優位性や成長力などが高い世界の「ハイクオリティ企業」に投資する。2016年9月に設定され、運用実績は4年半を超えた。3月末時点で7000億円近い純資産総額(残高)があり、国内公募追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)で5番目に多い。

長期投資にふさわしいかどうかを多角的に評価するQUICKファンドスコアは、3月末時点の総合が10段階の8。グローバル株式型(QUICK独自の分類)の中では平均より高評価だった。スコアは運用期間が長いほど評価が高くなる仕組みになっており、このまま実績を積み重ねれば評価がさらに高まる可能性がある。

分配金健全度、リターンが高評価

5項目の評価のうち、平均より高かったのは「分配金健全度」と「リターン」の項目だ。このファンドは年1回決算型で、分配金を出さずに運用を続けている。リターンは3月末時点の過去3年間でプラス89.35%と好成績を上げた。

一方、「リスク」の評価は平均より低かった。この項目は、運用方針に見合ったリスクが取られているファンドほど評価が高くなる。コロナショックに見舞われた20年3月半ばに、年初と比較して最大2割ほど値下がりするなど、基準価格の変動が相対的に大きいことが低評価につながった。

ファンド探しに便利な検索機能も

今回取り上げたファンド以外のQUICKファンドスコアも、日本経済新聞電子版のマーケット欄にある投資信託コーナーで確認できる。スコアの高いファンドを見つけたい場合は、投資信託サーチのシンプル版を使うと便利だ。こうした機能をうまく使って投信を選び、値動きの特性などへの理解を深めながら長期投資に取り組みたい。

【QUICKファンドスコアとは】
個別の投信が長期投資にふさわしいかどうかを判断する指標。多角的に評価するのが特徴で、各投信を(1)リスクの適正さ(2)運用成績の安定度(3)下げ相場での抵抗力(4)リターンに見合ったコスト(5)分配金の健全度――の5項目でそれぞれ評価し、10段階の「総合スコア」を算出している。点数が高いほど、分類が同じ投信の中で相対的に長期保有に向いていることを示す。
スコアの付与対象は設定後3年以上(インデックス型は設定後10年以上)が経過した投信。運用実績を積んだ投信が望ましいとの考えに基づき、設定からの経過年数が長いファンドほど評価が高くなる仕組みになっている。日本経済新聞電子版のマーケット欄「投資信託」コーナーで検索すると投信ごとにスコアが表示される。

(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)

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