/

「ダイワUS-REIT」、毎月分配型のスコアは9

将来のための資産形成にどんな投資信託を買うべきか迷っている人にとって、参考になるのが「QUICKファンドスコア」だ。長期保有に向くかどうかの視点から個別の投信をランク付けし、日本経済新聞電子版(PC版)などで公開している。今回は「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」について、スコアの内訳を詳しく見ていこう。

16年超の長寿ファンド、米国REITに投資

同ファンドは米国の不動産投資信託(REIT)に投資する毎月分配型。2004年7月に設定され、運用実績16年を超えた。今年4月末時点の純資産総額(残高)は6386億円と、国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)で9番目の大きさをほこる。「海外REIT型」(QUICK独自の投信分類)では最大規模。

長期投資にふさわしいかどうかを多角的に評価するQUICKファンドスコアは、4月末時点の総合スコアが10段階のうち9だった。運用期間が長いほど評価が高くなるため同じ投信分類内の平均以上だったが、最高スコアにはいま一歩で届かなかった。

年1回決算型は最高の10、「分配金」で差

一方、投資先のマザーファンドが同じで決算頻度が異なる「ダイワ・US-REIT・オープン(年1回決算型)為替ヘッジなし」には最高の10が付いた。運用期間は8年未満で「毎月決算型」より短いが、スコアはこちらが上回った。両ファンドの評価を分けた最大の要因は、5つの項目のうち「分配金健全度」だ。

「リターン」と「コスト」、「リスク」、「下値抵抗力」の4項目は、2ファンドとも平均より高評価だった。しかし、「毎月決算型」は分配金健全度の項目だけスコアが2.40と極端に低い。元本の一部を取り崩し、分配金の払い出しを続けてきたことが総合スコアにも響いた。

ファンド探しに便利な検索機能も

今回取り上げたファンド以外のQUICKファンドスコアも、日本経済新聞電子版のマーケット欄にある投資信託コーナーで確認できる。スコアの高いファンドを見つけたい場合は、投資信託サーチのシンプル版を使うと便利だ。こうした機能をうまく使って投信を選び、値動きの特性などへの理解を深めながら長期投資に取り組みたい。

【QUICKファンドスコアとは】
個別の投信が長期投資にふさわしいかどうかを判断する指標。多角的に評価するのが特徴で、各投信を(1)リスクの適正さ(2)運用成績の安定度(3)下げ相場での抵抗力(4)リターンに見合ったコスト(5)分配金の健全度――の5項目でそれぞれ評価し、10段階の「総合スコア」を算出している。点数が高いほど、分類が同じ投信の中で相対的に長期保有に向いていることを示す。
スコアの付与対象は設定後3年以上(インデックス型は設定後10年以上)が経過した投信。運用実績を積んだ投信が望ましいとの考えに基づき、設定からの経過年数が長いファンドほど評価が高くなる仕組みになっている。日本経済新聞電子版のマーケット欄「投資信託」コーナーで検索すると投信ごとにスコアが表示される。

(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン