投信分配金、4月は引き下げが22本
国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)で、4月に分配金を引き下げた毎月分配型のファンドは前月から4本減って22本だった。純資産総額(残高)が1000億円を超す大型ファンドの減額が目立った。投資対象の資産別でみると、先進国株式で運用するタイプが8本で最も多く、次いで国内不動産投資信託(REIT)型が5本、新興国債券型が3本だった。

分配金を減額したファンドのうち、残高が最も多かったのは、大和アセットマネジメントが運用する「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」。4月15日の決算で、1万口あたりの分配金を80円から60円に引き下げた。2004年9月に分配金の払い出しを開始してから初めての減額となった。
次いで残高が多かったのは、ニッセイアセットマネジメントが運用する「ニッセイ豪州ハイ・インカム株式ファンド(毎月決算型)<愛称:ラッキー・カントリー>」と、「ニッセイ世界リートオープン (毎月決算型)」。ともに分配金の払い出しを始めてから最低水準となった。
一方、分配金を引き上げたファンドは前月から9本増えて25本だった。
(QUICK資産運用研究所 竹川睦)
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