米上場の中国株、時価総額急減 「反資本主義」に動揺
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
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ソフトバンクグループ(SBG)などの巨大なグローバル投資家の一部に「赤い衝撃」が走っている。上海総合指数や香港ハンセン指数の急落は、2015年夏の突然の人民元切り下げをきっかけとした世界同時株安、いわゆるチャイナ・ショックを連想させるが、景気悪化への不安が主因だった6年前と比べ現在は習近平(シー・ジンピン)政権の資本主義に対する反動が事態をより複雑にしている。
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