8月の投資信託運用、新興国関連が3%超のプラス
8月の投資信託の運用成績は多くの分類でプラスのリターンとなった。投資対象の分類別にパフォーマンス(分配金再投資ベース)を見ると、15分類のうち10分類がプラスだった。

最も好調だったのは「新興国債券型」で3.62%のプラス。次いで「新興国株式型」が3.46%のプラスとなり、新興国関連のファンドが健闘した。一部の新興国でインフレ緩和の動きが見られたことが追い風となった。多くの通貨に対し円安が進んだこともファンドの成績に寄与した。
一方、米国の利上げ長期化懸念や長期金利の上昇が相場の重荷となり、「海外REIT(不動産投資信託)型」は2%超のマイナスだった。
(QUICK資産運用研究所 笹倉友香子)