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投信残高、「未来の世界(ESG)」が4位に後退

国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)では、4月末時点の純資産総額(残高)のトップ3が前月末から一部入れ替わった。前月末に3位だった「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」の残高が1兆円を割り込み、4位に後退。一方、前月4位だった「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」が3位に浮上した。

アセットマネジメントOneが運用する「未来の世界(ESG)」は、ESG(環境・社会・企業統治)の課題に対する企業の取り組みなども評価しながら世界の株式に投資する。月末ベースで2020年9月から残高3位以内を維持してきたが、1年8カ月ぶりに圏外に転落した。4月末の残高は8820億円と、前月より1400億円ほど少なくなった。残高上位20本中で最も落ち込みが大きい。米金利上昇などを受けて運用成績が悪化したうえ、資金流出額の増加が響いた。4月のリターンは12.3%のマイナスとなり、推計で157億円の資金が流出した。月間の資金流出額としては20年7月の設定以降で最大となる。

3位に順位を上げたピクテ投信投資顧問の「グロイン」は、世界の高配当利回りの公益株に投資するファンド。21年11月以来、5カ月ぶりにトップ3に返り咲いた。4月の運用成績はプラス4.2%で、わずかながら資金流入超も維持。4月末の残高は前月より320億円多い1兆350億円となった。

1位と2位は3カ月連続で同じ顔触れだった。1位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」、2位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」ともに米国の株式に投資するファンドで、4月の運用成績は振るわなかった。2本とも資金流入超だったが、4月末の残高は前月を下回った。

残高14位の「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界>」は、前月10位からランクダウン。このファンドもアセットマネジメントOneの「未来の世界」シリーズの1本で、4月のリターンはマイナス13.3%だった。資金流出も続いた。

前月14位から18位に順位を落とした「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」は、残高首位の米国成長株投信Dコースと同じシリーズの為替ヘッジ付きのファンド。外国為替市場で円安が進行したため、4月のCコースの運用成績はDコースよりも相対的に悪化した。前月までの資金流入傾向から一転、月次ベースでは19年4月以来3年ぶりの資金流出超に転じた。

(QUICK資産運用研究所 西田玲子)

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