日経平均反落、終値96円安の2万6149円
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22日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比96円76銭(0・37%)安の2万6149円55銭で終えた。米国の金融引き締めや景気の先行きを巡る懸念が根強く、値がさの半導体関連株などを中心に売りが優勢となり相場を下押しした。値を上げる銘柄には戻り待ちの売りが出やすかった。
日本時間22日の取引で米株価指数先物が軟調に推移し、投資家心理の重荷となった。資源株や半導体関連株など前日に上昇が目立った銘柄の売りが目立った。
朝方は、連休明け21日の米株式相場の上昇や1ドル=136円台の円安・ドル高を好感し、買いが先行。自動車株などが買われ、日経平均の上げ幅は200円を超える場面があった。ただ、全体に買いの勢いは続かず、日経平均は次第に下げる場面が多くなった。
日本時間22日夜に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米議会で証言する予定で、市場では今後の金融政策に関する発言内容を見極めたいとのムードも漂った。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比3・55ポイント(0・19%)安の1852・65と、きょうの安値で引けた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5773億円。売買高は11億1133万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1099と、全体の約6割を占めた。値上がりは670、変わらずは69銘柄だった。
双日と三菱商の下げが大きかった。東エレクやSUMCOが安く、INPEX、川崎汽、太陽誘電が下落した。一方、三菱自が大幅上昇。トヨタや浜ゴム、アステラス、NTTが高く、住友不、東ガス、ニチレイが買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕