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日経平均大幅反発、2万8000円台回復 断続的な先物買い

(更新)

8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、大引けは前日に比べ634円98銭(2.31%)高の2万8065円28銭だった。8月31日以来およそ1週間ぶりに2万8000円台を回復した。上げ幅は8月12日(727円)以来の大きさ。米国でインフレ懸念が和らぐとの思惑から前日の米国株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から株価指数先物に断続的な買いが入った。9日に株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)の算出を控えることも、思惑的な買いを誘った。

日本時間8日の米株価指数先物が上昇しているのも支援材料となり、日経平均は午後も一段高となった。日経平均は前日に1カ月半ぶりの安値を付け、200日移動平均(7日時点、2万7467円)を割り込んでいたとあって、短期的な反発を見込んだ買いも入りやすかった。

日本時間8日夜に開かれる欧州中央銀行(ECB)理事会では、大幅利上げを決めるとの予想が多い。米連邦準備理事会(FRB)も利上げを続けており、金融引き締めによる世界的な景気減速への懸念がくすぶっている。市場では「積極的に株を買う状況にはなく、投機筋の先物買いで株価が押し上げられている」(国内証券)と冷静な声も聞かれた。

JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も上昇した。TOPIXは41.97ポイント(2.19%)高の1957.62で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆9818億円、売買高は12億765万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1703と全体の9割を超えた。値下がり銘柄数は103、変わらず銘柄数は31だった。

円安・ドル高基調が追い風となり、SUBARUが年初来高値を更新。ファストリ東エレクダイキンが上昇した。一方、三井不川重が下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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