大発会の日経平均、終値377円安 米株下落・円高で - 日本経済新聞
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大発会の日経平均、終値377円安 米株下落・円高で

(更新)

2023年の大発会となる4日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日に比べ377円64銭(1.45%)安の2万5716円86銭で終えた。22年3月15日以来およそ9カ月半ぶりの安値。3日の米国株安を受け、主力株の一角に売りが膨らんだ。外国為替市場の円高・ドル安基調も輸出関連の重荷となり、下げ幅は400円を超える場面があった。

日経平均が大発会に下げるのは、21年以来2年ぶり。大発会の下げ幅としては20年(451円安)以来の大きさとなる。

金融引き締めによる米景気の減速懸念がくすぶっていることに加え、新型コロナウイルスの感染拡大による中国経済の不透明感も重荷となった。世界経済の動向を受けやすい海運株や鉱業株の下げが目立った。

ただ、売り一巡後は自律反発狙いの買いが入り、下げ渋った。米国で4日に発表される経済指標を見極めたいとの雰囲気が広がり、午後は2万5700円台を中心に狭い値幅での動きが続いた。

東証株価指数(TOPIX)は4日続落した。TOPIXは前営業日比23.56ポイント(1.25%)安の1868.15で終えた。22年10月中旬以来の安値。

東証プライムの売買代金は概算で2兆7628億円、売買高は12億4487万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1584、値上がり銘柄数は213、変わらず銘柄数は41だった。

ファストリ東エレクが下落。トヨタ村田製が昨年来安値を更新した。一方で、金融株が逆行高となり、三菱UFJ、三井住友FGみずほFGがそろって昨年来高値を更新。ソニーGシャープが上げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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