凍る半導体株、再編の序章か 時価総額240兆円消失
日経QUICKニュース 編集委員 永井洋一
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足りないはずの半導体に突然、供給過剰懸念が浮上し、投資家は凍りついた。在庫循環から数年に一度繰り返される半導体急変の悪夢だ。株式市場は企業業績の悪化を織り込む「逆業績相場」へと局面が変わってきた。
「このところ業界の需要状況は弱まっている」。米半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが6月30日に出した声明にショックが広がった。7月1日の米株式市場で半導体関連は全面安になった。
「ITバブルより...

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