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年初来流入額トップは「米国株式(S&P500)」

投信ランキング

国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF、ラップ・SMA・DC専用を除く)を対象に、2022年の年初来の設定額から解約額を差し引いた資金流出入額(推計値、7月15日時点)をランキングしたところ、流入額上位には米国を中心とする海外株式で運用するインデックス型(指数連動型)の銘柄が並んだ。

三菱UFJ国際「米国株式(S&P500)」に資金集まる

資金流入額が最も大きかったのは、三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の3877億円だった。同ファンドは業界最低水準の運用コストを目指すインデックス型「eMAXIS Slim」シリーズの一本として18年7月に設定された。設定以降、月次ベースで継続的に資金が流入しており、20年後半からは基準価格の上昇に伴って高水準な資金流入となっている。

同じシリーズの「全世界株式(オール・カントリー)」も2027億円で3位に入った。どちらも積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の人気商品で、ネット証券を中心に販売されている。

アライアンス「米国成長株投信D」 資金流入ペースが鈍化

21年下期(21年7~12月)の資金流入額ランキングでトップだった「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は3679億円で2位だった。

成長性が高いと判断される米国株式に投資するアクティブ型(積極運用型)のファンドで、基準価格の水準に応じて毎月支払う分配金額をあらかじめ決めている予想分配金提示型。新型コロナウイルスの感染拡大後の20年後半ごろから好調な運用成績や高い分配金の支払いなどで人気を集め、高水準な資金流入が続いていた。昨年末のピーク時には月次ベースで約1500億円の資金が流入したものの、足元では運用成績の低迷や分配金見送りなどの影響で資金流入が鈍化傾向にある。同じシリーズで、決算頻度が年2回の「Bコース(為替ヘッジなし)」は6位に入った。

10位には、資金流入額上位10本のうち唯一の不動産投資信託(REIT)型として「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」がランクインした。

過去の人気ファンドから資金流出

資金流出額の上位には、過去に人気を集めたファンドが目立った。首位は、日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・プロスペクティブ・ファンド<愛称:イノベーティブ・フューチャー>」で596億円の資金流出だった。同ファンドは米アーク・インベストメント・マネジメント(アーク社)の助言を受け、世界の株式のうち劇的な生産性の向上や、急激なコスト低下をもたらす「破壊的イノベーション」を起こし得る企業の株式に投資する。21年に入ってからの成績不振も影響し、同年4月に資金流出に転じて以降、月次ベースで流出が続いている。

資金流出額2位と3位はアセットマネジメントOneが運用する「未来の世界シリーズ」が入った。2本合わせて1000億円を超す資金が流出。過去には資金流入額ランキング上位の常連銘柄だったが、どちらも月次ベースでの資金流出が続いている。4位の東京海上アセットマネジメント「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)<愛称:円奏会>」や、10位の日興アセットマネジメント「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)」もかつての人気ファンドだった。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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