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日経平均4日ぶり反発、終値86円高の2万7670円

(更新)

10日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発し、大引けは前日比86円63銭(0.31%)高の2万7670円98銭だった。円相場が円安・ドル高に振れたことを背景に海外投資家などによる株価指数先物への断続的な買いが入り、日経平均を押し上げた。好決算を発表した銘柄への買いも目立った。もっとも上値では利益確定売りが出たほか、中国・上海株などアジア株全般が軟調に推移したため、後場はやや伸び悩んだ。

外国為替市場で円相場が1ドル=131円台半ばと、前日夕に比べて円安・ドル高で推移し、輸出企業の業績改善が改めて意識された。日経平均の上げ幅は一時220円を超えた。前日の米株式相場はハイテク株を中心に下落したが、日本株には波及しなかった。

前日に決算や株式分割などを発表した東エレクが1銘柄で日経平均を約68円押し上げたほか、神戸鋼なども大幅高となった。

大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストは「個別株の材料で相場が押し上げられた形だが、日銀総裁人事や来週に1月の米消費者物価指数(CPI)の発表などを控え、上値を追う意欲を持つ投資家は少なかった」と指摘した。

東証株価指数(TOPIX)は6日続伸し、1.96ポイント(0.1%)高の1986.96で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆4509億円と1月13日以来の高水準だった。売買高は13億9618万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は808と、全体の約44%だった。値下がりは946、変わらずは82だった。

東海カ大日印、ルネサスが高い。三菱UFJやMS&AD、テルモ、ダイキン、セコムアドテストも買われた。半面、NTTデータフジクラ菱地所は安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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