日経平均反発、終値45円高の2万7944円
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21日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに小反発し、前週末に比べ45円02銭(0.16%)高の2万7944円79銭で終えた。今週は日米ともに休場日を挟むため積極的な売買が手控えられるなか、持ち高調整の買いが優勢だった。中国の新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から香港株が大きく値下がりし、日本株の重荷となった。
前週末の米ダウ工業株30種平均が上昇したのが手がかりとなり、日経平均は節目の2万8000円を上回る場面もあった。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイの子会社を通じた買い増しが明らかになった商社株の上昇も相場を支えた。
ただ日経平均は先週以降、2万8000円を上回る水準では戻り売りが出やすくなっている。次第に上値の重さが意識され、利益確定の売りを促した。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。TOPIXは5.54ポイント(0.28%)高の1972.57で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4510億円、売買高は9億6530万株だった。売買代金、売買高ともに10月19日以来およそ1カ月ぶりの低水準。東証プライムの値上がりは1226銘柄、値下がりは534銘柄、変わらずは76銘柄だった。
りそなHDが高い。帝人、サッポロHDが上げた。一方、今期純利益見通しを下方修正したSOMPOが大きく下げた。東海カ、川重も下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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