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日経平均反落、229円安 利益確定の売り優勢

(更新)

12日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前週末に比べ229円33銭(0.77%)安の2万9538円73銭だった。前週末9日の米ダウ工業株30種平均の最高値更新を背景に上昇して始まったが、買い一巡後は戻り待ちや利益確定の売りに押された。日本時間12日の米株価指数先物がマイナス圏での推移が続いたほか、アジア株の一角が下げたことも相場を下押しし、安値引けとなった。

東京都など3都府県で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言に準じた措置をとる「まん延防止等重点措置」の適用が始まった。感染拡大への警戒がくすぶっていることが売りを誘った面もあるという。

前週末に今期の大幅増益見通しを発表した安川電は7%安で終えた。市場では「期待先行で買われてきた銘柄に決算後に売りが出る懸念が強まった」(大手証券)との声があり、今後本格化する決算発表を前に積極的な買いを入れにくい雰囲気が広がったという。今期の最終黒字転換見通しを発表したものの、黒字幅が市場予想に届かなかったイオンは4%安だった。

東証株価指数(TOPIX)は反落し、4.88ポイント(0.25%)安の1954.59で終えた。JPX日経インデックス400も反落し、終値は前週末比65.92ポイント(0.37%)安の1万7600.41だった。

東証1部の売買代金は概算で2兆635億円と、1月18日以来およそ3カ月ぶりの低水準だった。売買高は9億5429万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は811と、全体の4割弱だった。値上がりは1292、変わらずは87銘柄だった。

信越化ファストリファナックエムスリー、TDKが下げた。一方、ソフトバンクグループ資生堂、セブン&アイ、クボタが上昇した。英ファンドから買収提案を受けている東芝は大幅高となった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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