訪日客消費額、1人20万円目標 観光立国計画を閣議決定

政府は31日、2023〜25年度の「観光立国推進基本計画」を閣議決定した。25年にインバウンド(訪日外国人)の1人あたり消費額を、新型コロナウイルス禍前の19年比で約25%増の20万円に引き上げる目標を掲げる。観光地の魅力を高め、海外の富裕層を取り込む。地方への誘客も進める。
25年までの目標では年間の訪日客総数を19年(3188万人)を超える水準とする。1人あたりの宿泊数(三大都市圏除く)を19年の1.4泊から2泊に増やすことも目指す。1人あたりの消費額が20万円となった場合、年間の総消費額は6兆円を超える規模になる。
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