マイナポイントの申請期限、9月末に延長 総務省
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総務省は31日、マイナンバーカードの普及促進策「マイナポイント第2弾」に関しポイントを得るための申込期限を9月末まで延長すると発表した。これまでは5月末までだった。カードの新規取得者などに最大2万円分のポイントを付与する。
ポイントを得るにはカードを自治体から受け取った後、決済事業者らへ申し込む必要がある。総務省によるとカードの申請期限前には1日あたり100万件を超える申請があった。
交付までに時間がかかったり、自治体の窓口が混雑したりして5月末までにカードを受け取れない人がいる可能性を考慮した。
政府は3月末までに「ほぼ全国民に行き渡らせる」との目標を掲げてきた。カードの申請件数は29日時点で9604万件で、全住民に占める申請率は76%ほどとなった。
河野太郎デジタル相は31日の記者会見で「施設に入所する高齢者や、寝たきりの方、乳幼児などを除いた8900万枚の交付を目標にしていた」と明かした。政府目標を達成できたとの見解を表明した。
松本剛明総務相は同日、乳幼児らを念頭に「円滑に取得するための環境整備を進め、一人でも多くの取得をめざす」と述べた。