小売販売額4.5%増 9月、7カ月連続プラス
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経済産業省が31日発表した9月の商業動態統計速報によると、小売業販売額は前年同月比4.5%増の12兆5910億円だった。7カ月連続で前年同月を上回った。販売額の季節調整済み指数は前月比1.1%の上昇で、3カ月連続のプラス。経産省は基調判断を「緩やかに持ち直している」から「持ち直している」に引き上げた。
業態別でみると、家電大型専門店は前年同月比7.1%増の3801億円だった。増加は3カ月ぶり。ゲーム機の供給が安定してきたことに加え、スマートフォンの新製品も好調だった。パソコン本体の値上がりも影響したようだ。
コンビニエンスストアは 2.3%増の1兆206億円だった。レジャー需要が高まり、おにぎりやファストフードがけん引した。百貨店は19.1%増の4217億円、スーパーは0.5%増の1兆2088億円、ホームセンターは3.1%減の2571億円だった。
業種別では自動車小売業が10.3%増と13カ月ぶりに上向いた。新型コロナウイルス禍による供給制約が解消されつつあるとみられる。
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