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有効求人倍率4カ月ぶり低下 8月、足元では人手不足感も

(更新)

厚生労働省が1日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.14倍となり、前月を0.01ポイント下回った。低下は4カ月ぶりだが、小幅だった。総務省が同日発表した8月の完全失業率(同)は2.8%と前月から横ばいだった。同日に緊急事態宣言が全面解除されて経済再開に向かう足元では、飲食サービス業などで人手不足を指摘する声も出ている。

有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、何件の求人があるか示す。8月の有効求人数(222万人)は前の月から1.2%増えたが、有効求職者数(194万人)の伸びが2.2%と上回ったため、倍率が低下した。

新型コロナウイルスの新規感染者数が国内で最多を更新した8月は雇用情勢も厳しかった。緊急事態宣言の対象が広がった影響で、宿泊・飲食サービス業の就業者数は前年同月比25万人減った。減少は3カ月ぶり。同業の休業者は18万人増え、全業種合計の休業者数が半年ぶりに増加する要因となった。

一方、ワクチン接種の進展を背景に医療・福祉の就業者が1年前に比べて30万人増えるなど、全体の就業者数は17万人増の6693万人だった。完全失業者(原数値)は193万人で2カ月連続で減少した。

景気の先行指標となる新規求人数は前年同月比で10%増えた。産業別にみると、宿泊・飲食サービス業は12.3%増と3カ月ぶりの増加に転じ、営業再開をにらんで人手確保に動き出した様子もうかがえる。ただ、コロナ下で人員を切り詰めた反動で人手確保に難航し、営業再開に支障が出ているケースもあるという。

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