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中国・ロシア爆撃機、日本周辺を共同飛行 防衛省発表

日本政府、両国に懸念伝達

防衛省は11月30日夜、中国軍のH6爆撃機2機とロシア軍のTU95爆撃機2機の計4機が同日午後に日本周辺を長距離にわたって共同飛行したと発表した。政府は明確な恣意行動と判断し、中ロ両国に外交ルートを通じて「重大な関心と懸念」を伝えた。

領空侵犯はなかった。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。中ロ両軍機が連携して飛行する動きを防衛省が公表するのは5月24日以来、5回目となる。

4機は日本海から東シナ海に入り、沖縄本島と宮古島の間を通過して東シナ海と太平洋を往復した。東シナ海を飛行時に中国軍と推定される戦闘機2機が合流した。東シナ海と太平洋の往復時には別の中国軍戦闘機2機とともに飛んだ。

一連の飛行に計8機が関わった。防衛省が中ロ両国の共同飛行で中国軍の戦闘機が合流したのを確認したのは初めて。防衛省は11月30日午前、中国のH6爆撃機2機が東シナ海から対馬海峡を通って日本海に向かい、同じ頃にロシア機と推定される2機も日本海を飛んだと明かしていた。

防衛省によると、ロシアは「中国機はロシア国内に、ロシア機は中国国内にそれぞれ初めて着陸した」と公表したという。防衛省は中ロ両国が軍事的な連携を強める動向について懸念をもって注視すると説明した。

ロシア国防省は11月30日、日本海と東シナ海上空でロシア軍の長距離戦略爆撃機が中国軍の爆撃機と合同でパトロール飛行を実施したと発表した。

韓国軍合同参謀本部も中国とロシアの軍用機計8機が韓国の防空識別圏に進入したと明らかにした。中国のH6爆撃機やロシアのTU95爆撃機などが鬱陵島の北東200キロメートルの空域で韓国側に入ったという。領空侵犯はなく韓国軍の戦闘機が対処した。

中ロ両軍機が前回、共同で飛行した5月24日は日米豪印4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」が都内で首脳会議を開いた日だった。当時の岸信夫防衛相は「開催国たる日本への示威行動を意図したものだ」と非難した。

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