原発再稼働推進、掛け声先行 「国が前面」具体策見えず
原子力政策 転換の行方③
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岸田文雄首相が8月、原子力発電所の稼働を17基に拡大する方針を表明すると、経済産業省内からは冷めた声が上がった。「すべて原子力規制委員会の安全審査は通っているのだから、17基体制をめざすのは当たり前だ」
首相が言及したのは東京電力福島第1原発の事故後に稼働実績のある10基に加え、安全審査を通過したものの動いていない7基の再稼働を目指す内容だ。既定路線を改めて表明したにすぎない。
首相は「国が前面...
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