下関市議が衆院山口4区補選に出馬意向表明
自民党県連公募に応募へ
安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区補欠選挙を巡り、自民党所属で山口県下関市の吉田真次市議(38)が30日、立候補の意向を表明した。安倍氏の後援会が後継候補として打診していた。自民党山口県連は候補者を公募する方向で調整しており、吉田氏は応募する考えも明らかにした。
下関市で記者会見し、安倍氏の妻昭恵さんからも12月半ばに打診を受けたと紹介。「若いうちに国政で仕事ができる可能性があるということをチャンスと捉えてほしい」と声をかけられたという。山口4区補選は来年4月実施の見通し。
吉田氏は2011年の市議選で初当選し、現在3期目。安倍氏の後援会員でもあった。会見では「安倍先生の遺志を引き継ぎ、日本が世界の中心で咲き誇る国となれるよう力を尽くしていきたい」と述べた。
山口は次期衆院選から定数1減となり、下関市が出身地で同じ自民の林芳正外相=山口3区=と競合する可能性がある。吉田氏は補選で当選した場合の次回選対応を問われたが、言及を避けた。〔共同〕