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10月鉱工業生産1.1%上昇 自動車など低水準続く

(更新)

経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は90.5となり、前月比1.1%上がった。4カ月ぶりのプラスだった。指数の水準は半年前の4月より1割低く、半導体不足の影響が残る自動車工業などが本格的に持ち直していない。

全15業種のうち8業種で上昇した。自動車工業は普通乗用車や小型乗用車などが増えて15.4%上がった。半導体不足や新型コロナウイルスの感染拡大による東南アジアからの部品調達の停滞で8月に15.2%、9月は28.1%の大幅な低下だった。10月は増産に転じたものの、前月までの落ち込みの分は取り戻せていない。

半導体製造装置などの生産用機械工業は4.2%、汎用・業務用機械工業は3.2%の上昇だった。無機・有機化学工業は3.3%の低下、鉄鋼・非鉄金属工業も2.3%下がった。

主要企業の生産計画から算出する生産予測指数は11月が9.0%上昇、12月は2.1%上昇となった。このうち自動車などの輸送機械工業は11月に35.8%の急上昇を見込む。

12月も5.2%上昇と回復が続く見通しとなった。経産省の担当者は「11月は半導体不足や部品調達の混乱の影響が小さくなり生産が挽回する」と話した。

足元は新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大懸念が高まっている。農林中金総合研究所の南武志氏は「パンデミック化すれば、再び部品調達難が発生する事態もありうる。依然として不透明性と不確実性が高い」と指摘した。

経産省は生産の基調判断を「足踏みをしている」に据え置いた。

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