パリ協定とは 温暖化対策枠組み、190カ国・地域が参加 - 日本経済新聞
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パリ協定とは 温暖化対策枠組み、190カ国・地域が参加

きょうのことば

パリ協定 地球温暖化対策の国際枠組みを指し、約190の国と地域が参加する。2015年にパリで開かれた第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)で採択されたため、この名称がついた。工業化前からの気温上昇を2度未満に抑え、1.5度以内にする努力目標を定めたのが最大の柱だ。

その達成には21世紀半ばに温暖化ガスの排出量を森林が吸収する分などと相殺して実質ゼロにする必要がある。採択から7年がたち、先進国では排出量の削減が進む。一方で、中国やインドでは増えており、世界全体の排出量はなお膨張している。

21年11月に英国で開かれたCOP26では、1.5度目標の達成に向けて各国が努力を追求することで合意した。気温が上昇するほど、熱波や洪水などの被害がいっそう甚大になるとの共通理解があるためだ。ウクライナ危機を受けて各国は短期的に資源高やエネルギーの供給不安の対処を優先しているが、欧米を中心に化石燃料の消費を中長期で減らす方向性は維持している。

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